首と肩とは、解剖上では違う部位ですが、肩が痛いという場合の肩というのは、頭の付け根から首の付け根、そして、肩甲骨、肩、背中にかけての筋肉が固く張ったような痛みと表現されることが多く、この部位には僧帽筋という、首・肩・背中を支える大きな筋肉があります。この筋肉の血行が悪くなると痛みを生じてきます。
一概に、「肩が痛い」、「首が痛い」といっても、その原因は様々で、首と肩は、筋肉・神経などでつながっていて、肩が痛い場合は首の影響もよく見る必要があります。
また、コンピューターを扱っている方やデスクワークの方などでは「頚腕症候群」といって、痛みの原因を特定することが難しく、頚から肩・腕にかけて、痛み、しびれ、脱力感などを生ずる疾患もあります。
また、内臓からの痛みが肩に放散したり、歯のかみ合わせが悪かったり、視力低下によって肩の痛みを生じたりすることもあり、肩の痛みの中にも様々なものがあります。

同じ姿勢を続けることで痛みを生じる原因の1つに、コンピューターなどのデスクワーク、家事等で長時間うつむいた姿勢をすることにより、首、肩、腕周囲の筋肉が血行障害をおこし硬くこわばって痛みを生じるものがあります。
また、長年肩を酷使することにより、肩関節の腱や筋肉が疲労して炎症がおき、強い痛みやしびれが出て、腕を上げたり、後ろに手を回したりする動作ができにくくなり、五十肩(四十肩)の原因ともなります。

単なる肩こりと言ってもいろいろ上記の通り原因は様々ですので、痛みが出たら
早めに当院にご来院ください。